AH staff blog
アンビエントホームとお客様との家づくり日記をお届けします。
2025.08.29
前回に引き続き
7月27日、学生さんたちの夏休み真っ只中
全国省エネミーティング in 栃木へ行ってきました!
イベント詳細はこちら ⇩
【第13回 全国省エネミーティング in 栃木】
今回は
小・中・高・大学生による
「省エネアイデアコンテスト」について
発想力がほんとうにスゴかった!
「こんな省エネがあったらいいな」
「普段の暮らしをちょっと工夫したい」
さまざまなアイデアに
正直、大人の私たちもハッとさせられました。
例えば、こんなアイデアたちが、、、
◎お風呂の残り湯をトイレで再利用!
普段"きれいな水"を
トイレで使っていることに違和感から
お風呂の残り湯を活用できないか?
というアイデア。
髪の毛や入浴剤による
配管詰まりの課題はあるものの
もし、それがクリアできれば
非常に有用な提案。
◎ためた雨水で「打ち水」作戦!
暑い時間帯の対策として、
雨水をしっかりためておき、
必要なときに打ち水することで、
気化熱の作用で涼しくなり
地面からの輻射熱も防ぐという
とても理にかなった現実的なアイデア。
◎凍らせたペットボトルを室内に置いて除湿!
これはかなり大胆な発想ですね!
相対湿度が48%から45%に下がった
検証データもあって、説得力がありました。
結露水を拭いたタオルをそのあとどうするか?や
毎日準備する手間を考えると、
実践には少しハードルがありますが、、、
とはいえ、
この視点とチャレンジはすごく評価したいと思いました!
そして今回、
数あるアイデアの中から
見事、最優秀賞に選ばれたのが、、、
☆冷気を逃がすな!「がけっぷちスペース」
冷蔵庫にある
賞味・消費期限が近づいた食品を
ひと目で分かるよう管理するアイデア。
具体的には、
透明ケースを使い
冷蔵室・冷凍室・野菜室
それぞれに
"がけっぷちスペース" を設置。
そこに「そろそろ使わないと!」
と思う食品をまとめる仕組み。
利用者(お母さん)からは、
「冷蔵庫の奥に放置される食品がなくなり、
冷蔵庫を開ける時間が減った。
省エネにもなってる気がします!」
との声
実際に、
冷蔵庫の開閉時間は
1日あたり約480秒→240秒に短縮!!
開閉回数も
60回→30回に短縮!!
その結果、
年間16.5kWhの省エネ効果が出たそうです。
およそ500円/年の節約効果
と食品の救出効果がありました!!
このアイデア素晴らしいところは、
検証に省エネ効果と利用者の声も取り入れている点。
誰でも「こういうの必要だよね」
と思っていたことを、
見えるかたちに落とし込み、
わかりやすく伝えている。
さらに、
誰でも取り入れやすく実践も容易。
非常に優秀で、納得の最優秀賞でした!
子どもたちの発想は、未来を変える。
省エネは「我慢」ではなく、
楽しく・工夫して・快適に。そして、豊かに暮らす
がこれからのスタンダードですね。
これを身近な視点で
わかりやすく提案できる
子どもたちの発想に
「なるほど、そんな視点があったか!」
と私たちも学ばせてもらいました。
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