AH staff blog
アンビエントホームとお客様との家づくり日記をお届けします。
2021.09.06
先月、土地家屋調査士さんによる測量を見学してきました。
まず、測量とはどういったことを確認しているのかご説明いたします。
〇土地の寸法、面積・高低差を測る
〇前面道路の幅員を測る
〇隣家の位置を測る
〇工作物(擁壁やコンクリートブロック)の位置・高さの確認
〇方位(真北)を測る
〇インフラ設備(水道、ガス、電気、電話線等)の確認
このような項目を現地で確認しています。
そして確認すると様々なことが分かってきます。
例えば、、、
・前面道路が幅4m以上必要な規制があれば、幅4m未満の場合は敷地を後退しなければいけません。
・隣家の窓を参考に視線を遮ったお家の設計ができます。
・真北の測定は方位磁石の北より正確なため、夏の日射遮蔽や冬の日射取得を正確に検討できます。
・工作物の撤去費用・インフラの設置費用の予測ができます。
この調査によってどのような建物が設計できるか考えて、敷地を最大限有効に活用することが可能となります。
もし、敷地調査を行う前に設計図をかいてしまうと後で問題が発生し、カッコイイ設計図が『絵に描いた餅』になってしまう恐れがあります。
上の写真は、トータルステーションという測量機を使用して測量している様子です。
トータルステーションとは、目標物のレンズに光を発射して、反射してきた光から距離を測る光波距離計と角度測定を組み合わせた測量機です。この測量機だけで距離と角度(鉛直角・水平角)を測定し、基準点からの高低差や水平距離を自動で算出してくれます。
私たちの身近にある建物は、土地家屋調査士さんによる正確な調査のおかげで、その土地を最大限に有効活用した建築可能な設計ができています。ご自身の土地でも家づくりを始めるにあたっては欠かせないことですね。
shigihara
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