AH staff blog
アンビエントホームとお客様との家づくり日記をお届けします。
2020.03.14
こんにちは、専務の藤本です。
先日のブログ「パッシブデザインのお勉強」でもお伝えした話ではありますが、
沢山の方に知っていただきたく、もう少しだけ掘り下げて、お伝えしていきたいなと思います。
(少々硬い文章になりますが、お付き合いいただけましたら幸いです)
まずは、素晴らしい講義をしていただいた先生のご紹介をしたいと思います。
一般社団法人Forward to 1985 energy life 代表理事
パッシブデザインテクニカルフォーラム 代表
『野池政宏』先生です。
省エネルギー社会構築の為に必要な調査・研究を行われ、
工務店、設計事務所、建材・設備メーカーや流通の立場にある人、また一般の生活者に、
住宅建築や住宅での暮らし方について、わかりやすくアドバイスをしてくださっています。
野池先生が目指されていることは
「小さなエネルギーで豊かに暮らせる社会」の実現です。
「パッシブデザイン」という言葉のインパクトが強いので、これが目的のように見えてしまいますが、
(かくいう私も言葉の力を借りるためブログ題名に使用していますが 汗)
それはあくまで手段の一つです。
私たちが本当に念頭に置くべき言葉は、先生のおっしゃる、
「小さなエネルギーで豊かに暮らせる社会の実現」
だと思います。
我が国日本は、エネルギー自給率が4%という、エネルギー資源の確保に関してとても脆弱な国です。
そのため、石油、石炭、天然ガスなどのエネルギー資源の輸入が止まったり、その価格が大幅に上昇すれば、
たちまちこの国の経済や暮らしは立ち行かなくなります。
エネルギーを安定的に確保していくことは、日本にとって重要な課題と言えますが、
地球温暖化対策の観点からみれば、これから先の安定的なエネルギー確保は難しいとも言えます。
そのため、「省エネルギー」を進めることは、日本が必ず取り組まなければならない課題です。
とはいえ、「我慢をする省エネルギー」は辛く、長続きしないことも事実です。
そこで目指すべきなのが、「小さなエネルギーでも豊かに暮らせる」ことなのだと思います。
その取り組みの一つとして、「パッシブデザイン」があります。
次回からは、そのパッシブデザインの方法についてお伝えしていければと思います。
2020.3.14
y.fujimoto
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