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#BELS

BELS(建築物エネルギー性能表示制度)とは

2018.05.15

BELS(ベルス)とは、Building-Housing Energy-efficiency Labeling System(建築物省エネルギー性能表示制度)のことで、新築・既存を問わず、全ての建築物の省エネルギー性能を第三者評価機関が評価し認定する制度です。

2016年4月より、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)において、不動産事業者等は、建築物の省エネ性能を表示するように努めることが求められています。

これに伴い国土交通省では、建築物のエネルギー消費性能の見える化を通じて、性能の優れた建築物が市場で適切に評価され、選ばれるような環境整備等を図れるよう「建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針」(建築物の省エネ性能表示のガイドライン)を制定しました。

BELSは、このガイドラインに基づき、第三者機関にて公平かつ的確に評価及び表示されたものです。国から認められた省エネ性能表示制度であり、新築だけでなく、既存住宅についても建築物の省エネ性能や資産価値を示すひとつの指標となります。

アンビエントホームは、BELSの普及に取り組んで参ります。

BELS普及目標と達成実績

年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
目標 100% 100% 100% 100% 100%
実績 100%

BELSで評価される性能

  1. 外皮性能
  2. 一次エネルギー消費量
    BELSの一次エネルギー消費量は、給湯設備、暖房設備、冷房設備、換気設備、照明設備が消費するエネルギーを合算して算出します。一次エネルギー消費量の基準値からの削減率や基準への適合可否、性能(BEI)に応じた5段階の★マーク等で表示されます。

アンビエントは、全棟、BELS取得を標準としています!!

星による5段階のマーク

BEI(Building Energy Index)とは、省エネルギー性能評価指標のことで、省エネ法の省エネ基準に基づいた一次エネルギー消費量のことです。BEIの値が小さいほど、建築物の省エネルギー性能が高いと判断されます。

BEI = 設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量

★★★★★ BEI ≦ 0.8
★★★★ 0.8 < BEI ≦0.85
★★★(誘導基準) 0.85 < BEI ≦0.9
★★(省エネ基準) 0.9 < BEI ≦1.0
★(既存の省エネ基準) 1.0 < BEI ≦1.1

 

その他表示事項

省エネ基準からの削減率
削減率=(1-BEI)×100

単位面積当たりの一次エネルギー消費量
設計・基準一次エネルギー消費量を表示します。※家電等その他エネルギー消費量は含まれません。

建築物エネルギー消費性能基準(省エネ基準)への適合可否
一次エネルギー消費量、外皮性能の省エネ基準への適合の可否を記載

UA値またはηAC値
外皮基準においては、住戸部分のUA値またはηAC値を記載することが可能

ZEH、Nearly ZEH、ゼロエネ相当マーク

選択項目 外皮基準 一次エネルギー消費量水準
再生可能エネルギー除き 再生可能エネルギー加え
ZEH 4~7地域でUA値≦0.6 W/㎡K 基準一次エネルギー消費量から20%以上の削減 基準一次エネルギー消費量から100%以上の削減
Nearly ZEH 4~7地域でUA値≦0.6 W/㎡K 基準一次エネルギー消費量から20%以上の削減 基準一次エネルギー消費量から75%以上100%未満の削減
ゼロエネ相当 省エネ基準適合 基準一次エネルギー消費量から20%以上の削減 基準一次エネルギー消費量から100%以上の削減